お義母さん宅にキャロットケーキを習いに行った ↑とっても素朴なキャロットケーキ。
これがクセものだったw
ある日のことお義母さんから「今日キャロットケーキを作るけど、いっしょに作る?」とおさそいの電話が入りました。
アメリカの手作りケーキを作るところを見たことがないので、 二つ返事でいそいそと出かけて小一時間離れた彼女のおうちへ。
なかなか几帳面な方なので、私がついたときにはもうちゃんと材料がセットしてあり、後ははじめるだけになっていました。
かなり使い古したスタンドミキサーをスイッチオンにし、 卵、小麦粉、にんじんのすりおろしたの、塩などなど入れていき、あっという間にスポンジの生地が完成です。
私はスタンドミキサーを持っていないので、 あんなに簡単にできるのかととっても感動! キッチンエイドのスタンドミキサーなら、アタッチメントをつければひき肉だって、麺だってにゅるにゅる出してくれるって聞いたので、これは買わねばと心に決めました。すごい便利そう。
お義母さんは、慣れた手つきで方に流し込むと暖めていたオーブンにホイと置いて、「さぁ、次はフィリングとガーニッシュねー。」とにっこりしました。
まさかの~!一台のケーキに使う砂糖は○○○g!
実は私は甘いものが苦手です。
夫の家族はそれを知っていて、私にわざと甘いものを勧めては「キャーッ!」と逃げる私を見て楽しむという、なかなかSなファミリーです(笑) なので彼女がにっこり微笑んだのには意味があったのです。
「キャロットケーキにはね、表面にたっぷりコーティングをするのよ~、 材料はこれよ~」と見せてくれたのは5パウンド(約2.5kg)入りのお砂糖の袋。
それをこともあろうに、彼女は一袋ぜ~んぶ、スタンドミキサーに放り込んだのです!
なんということでしょう~
彼女が作っているたった一台のキャロットケーキには、 なんと2.5kgもの砂糖が使われているんです(笑)
ぐるぐる、ぐるぐる、スタンドミキサーの中ではお砂糖がじゃりじゃりと混ざりながらバターといっしょに混ざっています。 いつまでたっても飽和しません(笑)
それを冷まして3枚に切ったスポンジに豪快にはさみ、 残りはこれでもか~っとケーキの上からかけだしました・・・
かくして、写真のようなキャロットケーキが出来上がったわけですが、 よーく見るとわかるように、砂糖は溶け切っていません!www
甘いのは苦手ですが、こんな面白いもの味見をしない訳にはいかないので、 おそるおそる口に運んでみると・・・
じゃりじゃり・・・甘いぃぃぃぃぃっ!!!
当たり前ですが、想像を絶する甘さです(笑) 恐ろしいのは、ガーニッシュだけでなくなんとスポンジまで激アマ!
「お義母さん、これ甘すぎるでしょ!笑」
彼女は楽しそうに笑っています。
きっと私のツッコミが聞きたかったんでしょう。
なんと愉快なお義母さん、 次はどんな激甘スウィーツを作ってくれるか楽しみにしながら 家路に着いた私なのでした。